2012/05/22

第47回 セブン-イレブン 日用雑貨を大幅に拡充 クリエイター・佐藤可士和氏とタイアップし、グループで販売

 セブン-イレブン・ジャパン(東京都千代田区、井阪隆一社長COO)は、文具や生活雑貨を中心とする新ブランド「セブンライフスタイル」を立ち上げた。

 

 「日常をより上質に」をコンセプトとするセブンライフスタイルは、広告や商品デザインを手がけるクリエイティブディレクターの佐藤可士和氏がプロデュース。佐藤氏は、2011年のデイリー商品やセブンプレミアムのリニューアルを担当。今回は、同社がメーン商材と位置づける食品ではなく、いよいよ雑貨のテコ入れとなった。

 

 多くのコンビニエンスストア(CVS)では、これまで弁当や飲料、菓子といった食品が取り扱いのメーン商品と位置づけられ、全体売上高の大半を占めている。この状況の中で、あえて非食品、それも売上高で数%程度の文具や生活雑貨に手を入れ、新ブランドを立ち上げた。

 

 CVSの重要な経営指標「平均日販」。セブン-イレブンはじめ、各社の平均日販はここ数年、軒並み伸び悩み、一昨年のたばこの価格引き上げなどの際には、特殊事情として数値が上ぶれた時期もあったが、最大手のセブン-イレブンで60万円台後半、ローソンやファミリーマートでは50万円前後で横ばいというのが実情。かつて70万円台を記録した時期もあったセブン-イレブンとすれば、数値回復への思いは本部、各店オーナーともに強いものがある。さらに「これまで間に合わせ程度の展開だった生活雑貨」(井阪隆一社長)に大胆に手を加え、雑貨そのものを“ついで買い”商品から“目的買い”商品へ転換させたいというもくろみもある。

 

 生活雑貨のテコ入れを進めるセブン-イレブン。オリジナル商品の領域拡大は、とどまるところを知らない。

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