【アリババ】1日の流通総額3.5兆円、中国「独身の日」

2018/11/15 13:45
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 中国のアリババ集団は同社のEC(インターネット通販)サイト、「天猫商城(Tmall)」や「淘宝網(タオバオ)」などの1日当たりの流通総額(ネット上での取引額)が11月11日に2135億元(約3兆5000億円)に達したと発表した。


 同日は中国で「独身の日」と呼ばれ、独身者同士が贈り物をする習慣があることからネット通販の利用額が急増する。アリババでは独身の日までの20日間を「グローバル・ショッピング・フェスティバル」と称して過去10年、イベントやセールを実施するなどして需要を盛り上げてきた。今年の独身の日の流通総額は、前年同日比で27%増加した。


 グループの物流サービス会社、菜烏網絡(ツァイニャオ)が取り扱った商品の出荷点数は10億個を超えた。同社は大手の宅配業者を結ぶ物流ネットワークを運用している。


 アリババは越境ECサイト「天猫国際(Tmallグローバル)」も運営しているが、独身の日に同サイトなどを通じて中国に最も多くの商品を販売したのは日本、アメリカ、韓国、オーストラリア、ドイツの順だった。


 グループのスーパーマーケット、盒馬(Freshippo)や大潤発(RT-Mart)、アリババがコンビニエンスストアとして組織化している零細商店20万店、東南アジア6ヵ国で運営するECサイトも独身の日にさまざまなプロモーションを行った。

 

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