【ファストリ】ジーンズ生産工程での水使用量90%以上削減

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 ファーストリテイリングは10月25日、ジーンズの生産工程における水使用量を最大で99%、平均で90%以上削減する技術を開発したと発表した。

 米カリフォルニア州ロサンゼルスに2016年11月に開設した「ジーンズイノベーションセンター」が開発した。極小の気泡とオゾンでジーンズを洗う洗濯機とデザイナーの熟練技術を組み合わせることで、水使用量の大幅削減を実現したという。

 18年秋冬シーズンから「メンズレギュラーフィットジーンズ」と米子会社Jブランドの一部コレクションで新技術を導入する。19年にはグループの全生産量の約3分の1に相当する約1000万本のジーンズを新技術で生産するほか、20年までに傘下の全ブランドでこの技術を導入する。

 同社グループは20年に約4000万本のジーンズを生産する予定だが、新技術導入による水の削減量を試算すると約37億リットルに達する。

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