【国内OTC市場】17年は1.0%増の8280億円、5年連続増

 矢野経済研究所のまとめによると、一般用医薬品と指定医薬部外品を合わせた2017年の国内OTC市場規模(メーカー出荷額ベース、推計)は前年比1.0%増の8280億円だった。前年実績を上回るのは5年連続。

 14年にOTCが免税対象となったことで15年にインバウンド(訪日外国人客)需要が急増、16年以降もインバウンド需要が安定推移していることが市場拡大に結びついている。

 17年の市場規模の内訳は、一般用医薬品が1.5%増の6800億円、指定医薬部外品は1.3%減の1480億円。一般用医薬品は新製品発売による市場活性化もあり、目薬や解熱鎮痛剤、パップ剤・ブラスター(鎮痛消炎経皮吸収型貼付剤)、ビタミン剤が好調に推移したが、指定医薬部外品は主要製品であるドリンク剤が特定保健用食品を含む健康飲料や一般飲料との競争激化などで減少が続いている。

 同研究所は18年の国内OTCの市場規模を0.6%増の8330億円と予測する。全般的にインバウンド需要が沈静化しており、また、ドリンク剤、胃腸薬、水虫薬などは縮小基調が続くと見られることから、前年比微増にとどまりそうだ。