米クローガー、アリババの越境ECモールに出店、PBを販売

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　米スーパーマーケット最大手のクローガーは8月14日、中国のアリババ集団が運営する越境EC（インターネット通販）モール「天猫国際（Tモール・グローバル）」に出店すると発表した。米国の店舗で取り扱う自然・有機商品のプライベートブランド（PB）「シンプル・トゥルース」を中国の消費者に販売する。

　クローガーの売上高は2017年度で1227億ドル（約13兆5000億円）だが、店舗は米国内に限られており、海外での事業展開は今回が初めて。

　シンプル・トゥルースは2013年に発売、商品ラインを急速に拡大し、年間売上高20億ドルを超える米国で最大の自然・有機商品ブランドに育てた。

　クローガーは今年に入りコンビニエンスストア事業を英EGグループに21億5000万ドルで売却する一方、英国の食品EC企業、オカドと資本業務提携、さらにミールキット宅配の米ホームシェフを買収するなど、非店舗事業の強化を図っている。