アマゾン、ブラジルで直販開始へ

2019/01/22 16:41
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1月22日、米アマゾン・ドット・コムは、ブラジルで直販を開始することを明らかにした。社内で物流を手掛ける。写真は2017年6月撮影(2019年 ロイター/Carlos Jasso)

 

[サンパウロ 22日 ロイター] – 米アマゾン・ドット・コムは、ブラジルで直販を開始することを明らかにした。社内で物流を手掛ける。同社は以前から、ブラジルでの直販開始を目指してきたが、物流や税制上の問題で参入が遅れていた。

 

22日から書籍以外にも、仏化粧品のロレアルや米電動工具のブラック・アンド・デッカーなど800社以上の商品を直販する。商品分野(カテゴリー)は11。

 

アマゾンは、ブラジルでは主にマーケットプレイス(取引市場)としてのサービスを提供してきたが、今後、社内で商品の仕入れ・発送を行うことで、同国のネット通販市場の競争が激化するとみられる。

 

同社のブラジル担当幹部は「書籍20万冊を含め、32万点の商品を用意している。品ぞろえを拡充し、ブラジルの消費者がネットで購入したいと思うものをすべて取りそろえたい」と述べた。

 

アマゾンは2012年にブラジル市場に参入。当初は電子書籍端末や書籍の販売、動画配信サービスなどを手掛けていたが、2017年10月には外部企業がエレクトロニクス製品を出品できるサービスを導入した。

 

同社は、物流センターとして、サンパウロ郊外で4万7000平方メートルの倉庫を賃借。同社幹部は投資額や新規に採用する人員数を明らかにしなかったが、現在ブラジルで直接・間接的に1400人以上を雇用していることを明らかにした。

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