【訪日外国人消費】18年は過去最高の4兆5064億円、7年連続の増加

2019/01/17 18:30
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 観光庁が発表した訪日外国人消費動向調査によると、2018年の訪日外国人旅行消費額(速報値)は4兆5064億円と7年連続で前年実績を上回り、過去最高を更新した。

 

 国・地域別では中国が1兆5370億円と最も大きく、全体の34.1%を占めた。次いで、韓国5842億円(構成比13.0%)、台湾5839億円(同13.0%)、香港3355億円(同7.4%)、米国2890億円(同6.4%)の順だった。

 

 費目別の構成を見ると、買い物代が1兆5654億円で全体の34.7%、次いで宿泊費が1兆3222億円(同29.3%)、飲食費が9758億円(同21.7%)、交通費が4688億円(同10.4%)、娯楽等サービス費が1722億円(3.8%)だった。前年に比べて宿泊費と飲食費の構成比が増加する一方、買い物代の構成比は2.4ポイント減少した。

 

 訪日外国人1人当たりの旅行支出は15万3000円で、国・地域別ではオーストラリアが24万2050円で最も多く、スペイン(23万6996円)、イタリア(22万4268円)、中国(22万3640円)と続いた。

 

 なお、日本政府観光局が発表した2018年の訪日外国人客数は前年比8.7%増の3119万1900人で、1964年の調査開始以来、最多だった。

 

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