アークス、バロー、リテールパートナーズが資本業務提携、3社同盟形成へ

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アークスの外観
アークスはM&Aにより事業エリアを拡大させてきた

 食品スーパーのアークス(札幌市)、バローホールディングス(HD、岐阜県多治見市)、リテールパートナーズ(山口県防府市)の3社は12月25日、資本業務提携すると発表した。3社はそれぞれ北海道・東北、中部、山口・九州を地盤としており、合計売上高は約1.3兆円。全国をまたぐ3社同盟を形成する。

>>有力スーパー3社の電撃同盟 背景にある“重要な課題”とは!?

 アークスはラルズ(札幌市)やユニバース(青森県八戸市)、ベルジョイス(岩手県盛岡市)などを傘下に持ち、2018年2月期の連結売上高は5139億円。バローHDは、食品スーパーのバロー、ドラッグストアの中部薬品、ホームセンターバローなどの事業会社を束ね、18年3月期の連結営業収益は5440億円。丸久(山口県防府市)、マルミヤストア(大分県佐伯市)、マルキョウ(福岡県大野城市)の統合会社であるリテールパートナーズの18年2月期の連結営業収益は2289億円。

 3社はそれぞれ第三者割当増資を実施、株式を持ち合う。19年1月17日をめどにアークスとバローHDには他の2社が約2.3%ずつ、リテールパートナーズにはアークスとバローが約6.7%ずつ出資する。

 3社は今後、地場商品の相互供給、什器・備品などの共同購入、店舗開発・物流センター運営のノウハウ共有、カード事業やバックオフィス業務の統合など具体的な業務提携の内容について検討する。

>>バロー社長インタビュー(2016年9月1日公開)はこちら

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