バローHD、新中期計画では既存店改装と商品力向上に注力

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 バローホールディングスは5月10日、2021年3月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表した。

 スーパーマーケット(SM)、ドラッグストア、ホームセンターの主力3事業では、新規出店を抑制し、既存店の改装を強化。商品力を向上させることで集客の強化を図る。

 SM事業は年間30から40店舗の改装を計画する。ドラッグストア事業でも既存店改装や利便性の高い立地への移転を進める。商品については自社の食品加工センターでの製造を強化、製造小売業化を図る。また、スポーツクラブ事業を新たな成長の基軸とするために、低価格のフィットネスジムを3ヵ年で200店舗(フランチャイズ加盟店を含む)以上出店する。

 数値目標としては、21年3月期で連結営業収益6000億円(18年3月期比10.3%増)、連結経常利益185億円(同24.2%増)を目標としており、経常利益率は18年3月期の2.7%から3.0%への改善を見込む。

 同時に発表した18年3月期の連結業績は、営業収益が前期比4.5%増の5440億円、経常利益は10.9%減の149億円だった。主力3事業の営業利益はいずれも減益だった。

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