【訪日外国人客】７月は268万人で単月として過去最高を記録

　日本政府観光局が発表した７月の訪日外国人客数は、前年同月比16.8％増の268万1500人だった。16年７月の229万6000人を上回り、単月として過去最高を記録した。

 

　多くの国や地域で夏期休暇のシーズンを迎えて旅行需要が高まるなか、航空路線の新規就航や増便、訪日クルーズの就航が追い風となった。

 

　国・地域別では、韓国が44.1％増の64万4000人、香港が27.1％増の23万4600人と全体をけん引した。フィリピンが20.7％増（２万4500人）、ベトナムが32.9％増（２万4700人）と高い伸びを示す一方、タイやマレーシア、インドネシアは前年割れとなった。台湾は12.5％増の44万6600人、中国は6.8％増の78万800人と伸び率は高くないものの、増勢が続いた。

 

　韓国は、格安航空会社を中心に関西、新千歳など各空港への新規就航や増便、チャーター便の運航がなされたことが追い風となったほか、昨年４月に発生した熊本地震の影響の反動もあって大きく伸びた。