【大塚家具】小型店を最大50店舗展開、19年末までに

2017/03/14 14:00
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 大塚家具は3月10日、小型店の多店舗化などを柱とする「経営ビジョン」を発表した。

 

 2016年12月期の期初時点で同社の店舗数は17店、このうち小型店は4店舗だったが、2019年末までに都市部の直営店を5?20店、地方の提携店を30店に増やす。これにより、総店舗数を50?70店に拡大する。

 

 同社は3月、千葉県柏市の商業施設「柏の葉 T-SITE」内に初のソファ専門店を出店したが、首都圏など大都市部ではこうした機能特化型の小型店や特定のブランドに特化した店舗、北欧家具などスタイル特化型の店舗などを出す。地方では百貨店や住宅関連事業者と提携し、固定費負担のない店舗を出す。2016年12月に地方百貨店ヤマトヤシキ姫路店(兵庫県姫路市)の6階に売り場面積535平方メートルの店舗を出店しており、これがモデルとなる。

 

 そのほか、経営ビジョンの柱としては、インテリアコーディネーターなどの専門家による接客を指名予約できるサービスなど提案力の強化、6月までにインターネット通販の対象商品を4000種類に増やすなどのオムニチャネル化、中古品販売やレンタルなど新品販売以外の新サービスの強化を挙げた。

 

 同社は2016年12月決算が45億円の営業赤字となったことを受けて、17年12月期で営業利益19億円の達成を目標としていた中期経営計画を取り下げ、新たな中期ビジョンを発表するとしていた。

 

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