【消費支出】11月は実質1.5%減、外食や野菜の消費減る

2017/01/05 00:00
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 総務省が発表した2016年11月の家計調査(速報)によると、2人以上の世帯の消費支出は1世帯当たり27万848円で、物価変動の影響を除く実質ベースで前年同月比1.5%の減少だった。

 

 10月は0.4%減と8月(4.6%減)、9月(2.1%減)に比べて持ち直し傾向にあったが、11月は下落幅が広がった。消費支出の前年割れは9ヵ月連続。

 

 野菜価格の高騰が続き、レタスやトマトなどの購入が大きく減ったほか、飲酒代など外食支出も減少した。食料支出全体では3.4%減と4ヵ月連続のマイナスとなった。一方、光熱・水道は1.2%増で3ヵ月連続の増加、自動車関係など交通・通信は5.2%増で2ヵ月ぶりのプラスだった。

 

 勤労者(サラリーマン)世帯の消費支出は0.9%減で7ヵ月連続の減少となった。実収入は1.0%増の43万2415円で2ヵ月ぶりに増えたが、消費性向が下がった。

 

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