【消費支出】8月は実質4.6%減、6ヵ月連続のマイナス

2016/10/04 16:00
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 総務省が発表した8月の家計調査によると、2人以上の世帯の消費支出は1世帯当たり27万6338円で、物価変動の影響を除いた実質ベースで前年同月比4.6%の減少となった。マイナスは6ヵ月連続で、今年に入ってから3月(5.3%減)に次ぐ落ち込み幅となった。

 

 天候不順や休日が前年より1日少なかった影響で外食や衣料品などへの支出が減った。10大費目では保健医療(7.2%増)以外はすべて減少した。「食料」は1.3%減、自動車の購入が減り「交通・通信」は7.3%減となった。「被服及び履物」(12.9%減)と設備修繕など「住居」(16.8%減)は2ケタのマイナスだった。

 

 一方、勤労者(サラリーマン)世帯の1世帯当たりの実質収入は48万83円で、1.5%増と2ヵ月ぶりに増えた。しかし、消費支出は4.5%減と4ヵ月連続のマイナスで、消費者の節約志向の強さをうかがわせる。

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