【三菱商事】ローソンへのTOB実施を発表、1440億円で子会社化

　三菱商事は９月16日、ローソンに対して株式公開買付け（TOB）を実施し、同社を連結子会社化すると発表した。

 

　同社は現在、ローソンの株式の33.4％を保有し、持分法適用会社としているが、来年１月をめどにTOBを開始し、保有比率を50％超に高める。１株当たりの買付け価格は8650円で、９月14日までの過去１ヵ月間のローソンの平均株価（終値）より15.09％高い。買付け代金の総額は1440億円を見込む。

 

　三菱商事は2018年度を最終年度とする３ヵ年の経営計画で、非資源分野の強化や事業経営への注力を掲げており、ローソン子会社化で生活産業分野の収益拡大を目指す。

 

　子会社化後もローソンの上場は維持する。ローソンは三菱商事によるTOBに賛同する旨を発表した。