【消費支出】 4月は実質0.4%減、減少幅縮まる

2016/06/03 00:00
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 総務省が発表した4月の家計調査によると、2人以上の世帯の消費支出は1世帯当たり29万8520円で物価変動の影響を除いた実質ベースで前年同月比0.4%減となった。うるう年効果で伸びた2月を除くと7ヵ月連続の減少だが、5.3%のマイナスだった前月に比べ減少幅は縮まった。

 

 主要項目別では、「被服及び履物」が10.4%減で前月に続いて2ケタのマイナスとなったほか、設備修繕・維持など「住居」も11.5%減と大きく減った。自動車関連の販売減が続いた「交通・通信」も3.4%減だった。一方、授業料や補習教育費など「教育」は22.4%と大きく増えた。前月は4ヵ月ぶりのマイナスだった「食料」は1.6%増となった。

 

 勤労者(サラリーマン)世帯の1世帯当たりの実質収入は48万98円で、1.0%増と2ヵ月連続で増加した。世帯主の収入が9ヵ月ぶりに増えたほか、パート労働などによる配偶者の収入も4ヵ月連続の増加だった。

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