【米ウォルマート】マイクロソフトと戦略パートナーシップ

2018/07/20 16:45

　米ウォルマートは7月17日、米マクロソフトと5年間の戦略的パートナーシップを結ぶと発表した。事業のデジタル変革を加速するとともに、従業員の生産性向上につなげる。

　マイクロソフトのクラウドサービスを活用し、コンピュータの処理能力を業務の繁閑に応じて柔軟に拡張できるようにするほか、既存の業務用アプリケーションをクラウド上に移す。パソコン上で使う表計算ソフトなどもクラウドベースの「マイクロソフト365」に切り替える。EC（インターネット通販）サイトの「ウォルマート・ドットコム」などもクラウドに移管する。

　また、IoT（モノのインターネット）技術を活用して店舗の消費電力を削減したり、AI（人工知能）を使って配送ルートを最適化したりする取り組みを強化する。

　そのほか、マイクロソフトがクラウド上で提供している各種のアプリケーションを最大限に活用することで、組織の壁を超えた社内コミュニケーションの円滑化や生産性の向上を図る。