コーナン商事、商品自主回収で74億円の特損計上、輸入電気製品

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 ホームセンター大手のコーナン商事は5月2日、過去に輸入・販売した電気製品について法律で定める検査記録がないなど安全基準を満たしていない商品があったことが判明したため、当該商品を自主回収すると発表した。

 5月中旬をめどに自主回収を始める。商品の代金返還費用など約74億円を2014年2月期に特別損失として計上。このため、当期純利益を4月11日に発表した前期比22.6%減の58億円から、84.3%減の11億円に訂正した。

 また、経営責任を明確にするために役員の報酬を減額する。疋田直太郎社長と品川良一上席執行役員(前副社長)は月額報酬の30%を6ヵ月間、疋田耕造相談役は同じく50%を6ヵ月間、減額する。その他、役員7人の報酬を減額、監査役5人は自主的に返上する。

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