「チェーンストアに寄せていくという考えはない」

 オオゼキ取締役副社長執行役員の明瀬雅彦氏は、「ダイヤモンド・チェーンストア」誌のインタビューでこのように話した。

 

 昨今、多くのスーパーマーケット(SM)企業が標準化を軸とした効率化をめざす「チェーンストア」を志向するなか、「個店主義」による店舗運営を追求するオオゼキ。同社の正社員比率は7割とチェーンストア型SMの倍以上の水準で、正社員の機動力を生かした大胆な商品政策が強さの源泉となっている。

 

 しかし足元の採用状況は厳しく、ほかのSMと同様に生産性向上は喫緊の課題となっている。「満足度を落とさずに数字を残すため、現場で試行錯誤をしている」(明瀬副社長)。近年はセミセルフレジの導入を進めるなど、デジタル技術の活用を検討しながら生産性を高めていく考えだ。

 

 ただ、冒頭の言葉にもある通り、こうした状況下でも「個店主義」を変えていくつもりはないと明瀬副社長は断言する。お客のニーズが多様化するなか、熟練した従業員によるきめ細やかなサービスや品揃えで首都圏の激戦区を勝ち抜く構えだ。(小野)

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