「“標準”から外れたことはしない」

中四国エリアで食品スーパー(SM)を展開するハローズの佐藤利行社長は、何度もこう繰り返した。

 

同社は全店舗で24時間営業を行うというビジネスモデルが特徴だが、それを支えているのは徹底した標準化だ。棚割りや商品構成、時間帯別の作業スケジュールなど、ありとあらゆる部分が全店で標準化されている。

 

店舗そのものについても、20159月開業の「緑町店」(広島県福山市)を標準とした、近隣型ショッピングセンター(NSC)併設型の600坪の「緑町モデル」での出店を基本としている。昨今全国で出店が目立つ小型店については、「絶対にやらない」と佐藤社長は明言する。

兎にも角にも、顧客から支持されているハローズの「標準」から外れることはしない、というわけである。

 

このように、「変わらないこと」がハローズの強みになっているのは業績を見れば明らかだ。同社の182月期の営業収益は対前期比5.8%増の1213億円。SM各社では苦戦した企業も少なくなかったなかで大きく伸長し、30期連続の増収を遂げた。

今期(192月期)は5店舗の新規出店と5店舗の改装を予定しており、同社が「瀬戸内商勢圏」と呼ぶ中四国での存在感はさらに大きくなっていきそうだ。(y