「今の商品構成で売上を維持するのは難しい」

 売上高3000億円強の大手ホームセンター、コーナン商事(大阪府)は今年、創業40周年を迎えた。「ホームセンターがどういう店なのか、お客さまにまったく知られていなかった」。1号店を出店したときのことを同社の疋田直太郎社長はこう振り返る。

 

 それでも、売上は伸びていった。価格はGMSや専門店よりも安い。競争相手となる同業の店舗もほとんどなかった。駐車場を広くとった郊外立地の店舗は多くのクルマ客を呼び込んだ。出店を加速し店舗網も拡大していった。新店の売上は出店計画時の予測通りに推移し、既存店売上が前年を割り込むこともまれだった。

 

 日本のホームセンターはコーナン商事と同じように40年ほど前に創業した企業が多い。草創期にはどの企業も成長の果実がもたらされた。

 

 しかし今、ホームセンターはドラッグストアやホームファニシング専門店などの攻勢を受け、成長は鈍化している。疋田社長は「何か新しいことを生み出していかなければいけない」と話している。(S)