「負ける気はしない」

「生意気かもしれないが…」と前置きしたうえで、ユニバースの三浦紘一社長はこう言い切った。

 

同社は青森県八戸市を本拠に、岩手県と秋田県を含む北東北3県で57店舗を展開する。182月期の売上高は1238億円。青森県のSMとしては唯一の1000億円企業であり、北東北で圧倒的なシェアを誇る。

さらに営業利益率は4.1%、経常利益率は4.3%、当期純利益率は2.9%(いずれも182月期)と利益面も高水準だ。

 

しかし、その圧倒的優位な立場にあぐらをかいているわけではない。

人口の減少や高齢化が進み、市場が縮小していく厳しい環境で勝ち抜くために、日々新たな取り組みにチャレンジしている。

 

たとえば1611月に開業した十和田東店(青森県十和田市)では、総菜の対面量り売りをスタートしたほか、約50席のイートインスペースでひきたてコーヒーやフレッシュジュースを販売。さらに売場の主通路を従来よりも広く確保したほか、中央部の平台の高さを抑えることで開放感を演出するなど、これまでとは一線を画した店づくりに挑んでいる。

また、1710月には総菜のプロセスセンターの稼働を開始したほか、精肉のプロセスセンターも近々開設する予定だ。

 

「負ける気はしない」という三浦社長の言葉の裏に、現状の売上や利益だけではなく、将来を見据えてスピーディーに動くという企業文化に対する自信を感じた。(y)