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第25回

2013年11月19日

ナフコ、第4の業態が出店拡大へ

阿部 幸治

 九州の雄・ナフコ(福岡県/石田卓巳社長)が2014年3月期第2四半期決算を発表しました。売上高は1141億8500万円(対前期比0.1%減)、営業利益56億3400万円(同11.5%減)で減収減益となりました。
 海外商品拡大、PB拡充、売価変更の削減、部門間ミックスの奏功の以上4要因により、売上総利益率は対前期比1.3ptも改善して33.7%となった一方で、天候不順等から既存店売上高が累計で5.1%減となり、16店の新店効果があっても売上が昨年実績に届かなかったことに加え、水光熱費の高騰や新規出店に伴う地代家賃・人件費アップで販売管理費率が1.8ptアップの28.7%になったことで、減益となりました。


 業績自体は他の上場HC企業と同様、厳しい結果となった一方で、注目したいのは、16店の新規出店の内訳です。
 家具とHCの併合店が4店舗、HC単独店が7店舗、300坪型の小型HCが1店舗で、残る4店舗が21スタイル単独店なのです。
 この新しい21スタイル単独店は基本商圏人口を30万人とし、現在21店舗に達しています。今上期出店の4店舗は、イオン高松(香川県/2852㎡)、つかしん(兵庫県/2710㎡)、21福山(広島県/3449㎡)、しんかな(大阪府/2452㎡)でした。このほか21スタイル単独店の例としてはアークランドサカモト(新潟県/坂本雅俊社長)とタッグを組み、仙台泉店と京都八幡店の2店舗にテナント出店しています。アークランドサカモトとしてはテナント導入により売場販売効率を高めるねらいがあり、ナフコの石田社長によれば2店とも好調に推移しているとのことです。従来21スタイル単独店は、ショッピングセンター(SC)内に出店することが多かったのですが、前期に沼津店を出店したところ非常に好調に推移しており、ロードサイドや都心立地の単独店を今後出店していけるものと手応えを掴んでいます。


 「21スタイルの単独店を大都市に出店していきたい」と石田社長は語っており、県庁所在地を中心に21スタイル単独店の出店を今後拡大させていきます。「ニトリさんやイケアさんなど低価格帯の店があり、高価格帯は大塚家具さんがあるなかで、当社のような中価格帯の家具・ホームファッションの専門店は貴重な存在で、お客さまにご支持頂けている状況」とその好調要因を分析しています。
 併合店は、HCの商圏と21スタイルの商圏のズレが徐々に大きくなり、立地が限られてきていることもあり、ルーラルではHC、大都市では21スタイル単独店の出店というケースが増えてくると思われます。
 

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