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2014年2月21日

第4回 掛川深蒸し茶

前回、世界遺産となった「茶草場(ちゃくさば)農法」を取材しましたが、掛川のお茶は「深蒸し茶」と言われる製法により製造されています。今回はこの深蒸し茶とその効果について紹介します。

 

掛川市役所の後藤さんと筆者

 

1.深蒸し茶でカテキン、ビタミンが摂れる

 

 お茶の製造工程は生茶⇒蒸し⇒揉み⇒乾燥⇒火入れ⇒合組の順となります。日本茶は摘んだ生葉をその日のうちに荒茶工場に運び、高温の蒸気で蒸し葉に熱を加えることで、生茶の酵素を失活させます。深蒸し茶は「蒸し」工程において通常のお茶(30~40秒程度)よりも長い時間(40~60秒)深く蒸すことで葉の芯まで熱を通します。深く蒸された茶葉は、細かく、粉の多いお茶になります。そのためお湯や水に溶けにくい茶の成分を含んだ粉が一緒に飲まれ、カテキン、ビタミンC、食物繊維、ミネラル等の成分を一緒に取ることができ、健康にも良いと言われています。

 

「深蒸し茶」きれいな深緑色をしている。

 

2.掛川市のがん死亡率は全国でも有数の低さ

 

 お茶を飲むことが健康に良いのでしょうか。日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間のことを「健康寿命」と言います。この健康寿命で静岡県は男性2位、女性は1位となっています。(厚生労働省「2010年 健康寿命調査」)。別の統計では、後期高齢者医療一人当たり医療費は平成21年度掛川市において約676千円と全国平均の875千円に比較し23%少なくなっています。厚生労働省の統計等から作成した市別のがん死亡率(人口10万人以上)では、掛川市は全国で低い方から男性が2位、女性が1位となっています。これらの要因としてお茶を習慣的に飲んでいるためと言われています。平成23年1月、3月にNHK「ためしてガッテン」でもこうしたお茶の健康効果は取り上げられ注目されました。

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