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第3回

2013年7月29日

【イオンタイランド】
小型SMが成長戦略の柱
収益改善に向けて物流改革に着手

連載第3回は、経済発展が続くタイにおいて食品スーパー(SM)事業を手がけるイオンタイランド(バンコク都/平尾健一社長)についてレポートする。小型SM「マックスバリュ タンジャイ」を成長の柱に据える同社の戦略とは。

取材・文=小木田泰弘(チェーンストアエイジ編集部)

 

SM事業に特化

 

 イオン(千葉県/岡田元也社長)がタイ市場に参入したのは隣国マレーシアと同じ1984年だ。現地で映画館事業を手掛けるハリウッド・ストリー ト・センターと合弁でサイアムジャスコ(現イオンタイランド)を84年に設立。85年12月に総合スーパー(GMS)の1号店となるラチャダピセ店を開 業、87年3月にはSMの1号店セナニコン店をオープンした。

 

 同社がSM事業に特化するきっかけになったのは、1991年に開業した大型GMSのランタナティベート店の不振だ。

 

 同店は、敷地面積10万m2、総営業面積6万1200m2、直営売場面積3万708m2で、タイ国内で最大の商業施設だった。開業には莫大な投資がかかったという。

 

 ランタナティベート店では、それまでのタイ独特の委託販売を中心とする品揃えから、商品開発を含めてイオンタンランドが品揃えを主導する商品政策 に切り替えた。しかしサプライヤーからの協力が得られず商品の確保に苦戦。結果、ランタナティベート店の売上は低迷し、同店への莫大な投資が企業成長の足 かせになった。

 
 タイの取引慣習や投資負担の重さからGMS事業から撤退することを決めた同社は、ハリウッド・ストリート・センターとの合弁を解消(現在、イオンタイランドの株式の99.75%はイオングループが所有)。SM事業に特化するようになる。

 

マックスバリュ タンジャイ ザ・ナイン店
入口付近には青果と総菜売場を配置した

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