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2013年5月17日

ガーデニングの注目テーマ 「農業資材」
本格的な家庭菜園は
ますますブームが本格化

Diamond Home Center

過去のガーデニングシーンにおいて、何度か“ブーム”と呼ばれるトレンドはあったが、現在、再び野菜をつくる人が増えている。プロ的に野菜づくりを行うのではなく、家庭菜園やガーデニングの一貫として野菜をつくる人が増えている。食の安全への関心やグリーンカーテンなど、エコや環境への関心の高まりも要因のひとつといえそうだ。(本誌:上明戸聡)

 

「家庭菜園」の経験者は増加傾向
庭・畑・市民農場は高齢者層が主役

 

 タキイ種苗では、毎年8月31日の「やさいの日」を前に、野菜と家庭菜園に関する調査を実施している。昨年8月に実施された「2012年度野菜と家庭菜園に関する調査」では、農業関連従事者を除く20歳以上の男女600人を対象とした調査が実施された。

 

 それによると、現在「家庭菜園」で野菜をつくっている人、過去に経験したことがある人は55.7%と半数以上の人が「家庭菜園」経験者。この比率は毎年上昇する傾向にある。

 

 女性層ではベランダや室内を利用して手軽に野菜をつくっている層も多いが、庭・畑・市民農場を使った家庭菜園については、男性の比率が女性を上回っている。年齢別に見ると、30~40代で家庭菜園の経験者が多く、庭・畑・市民農場での経験者は60歳以上が最も多くなっている。団塊世代を中心に、家庭菜園をある程度の規模で楽しむ層が着実に増えているとみることができる。

 

 家庭菜園を始めるきっかけはさまざまだ。「自分で食べる野菜を自分でつくることが、おもしろそうだったから」という人が最も多く46.7%を占めたが、「野菜づくりなどの農作業に興味があったから」(23.1%)、「野菜づくりは、子どもの教育にもよいと思ったから」(21.9%)、「節電目的でグリーンカーテンをつくりたかったから」(6.6%)といった回答が、前年に比べて増加。

 

 環境やエコ、食育といった観点から、自分で野菜をつくることにこだわる層が増えていることがうかがえる。ホームセンターにおけるガーデニング部門でも、野菜関連の用品は好調だ。こうした需要者に向けて野菜専用の薬剤や肥料などの商品も多様化している。

 

 新鮮な野菜を自分でつくって食べる喜びは、実際に経験してみると想像以上に大きい。経験者が増えることで、こうした傾向はさらなる継続が期待できそうだ。

 

 

「家庭菜園」にはそれなりの資材や機械が必要に

 

 しかし、実際に家庭菜園をつくってみると、さまざまな問題も出てくる。ベランダなどで小規模に行う場合と異なり、土づくりから施肥、病害虫対策や鳥害対策など、ビギナーにとっては対処が難しい問題も多い。十分な収穫を得るためには、農業従事者に近いような努力も必要になってくるため、心理的な障壁も大きい。

 

 そこで、近年では土づくりのために便利な薬剤や、電動式、カセットガス式の耕うん機などの人気が高まっている。専業者ほどではないにしても、ある程度の規模の家庭菜園は、プロと同様の工程や作業が必要になってくるからだ。

 

 もちろんこうした薬剤や機械に頼らず、すべてを手づくりで行うことも可能。しかし作業をより効率的に、失敗なく行うためには欠かせない道具ともいえる。土壌の改良については、とくに連作を行う場合は決して無視できない問題で、専門的な対処が求められる。そのような時には、適した薬剤を上手に活用することでクリアできる。

 

 また耕うん機については、単に耕すだけでなく、うねづくり、マルチング、整地、草削りなど幅広く活躍するため、実際に使ってみると手放せないといわれる。

 

 電動式やカセットガス式の場合、燃料を確保する手間がかからなくて手軽な点や、ガソリン式と比べてメンテナンスが容易である。また排気ガスや騒音などの面でもメリットが大きい。近年はガソリン式に引けをとらないパワーを持つ高出力タイプも増えており、家庭菜園での主力となりつつある。

 

 店頭においては、こうした便利な商品の機能性やメリットを、十分にアピールしていく努力が必要だろう。

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