ホーム   特集&連載    DRMオンライン・ピックアップ    ダイヤモンド・ホームセンターView Point 
記事タイトルバナー
2012年8月21日

「芝刈機」
家庭での芝生はエコ志向でさらに普及
扱いやすさとパワーが選択のポイント

Diamond Home Center

庭に芝生を張ることで、見た目が美しくなるだけでなく、地表の温度変化を抑えるなどエコにつながる効果が生まれる。芝の張り方自体はさほど難しいものではないが、重要なのが生育後の手入れだ。そのために欠かせない芝刈機にも多様な種類がある。芝刈方式の違いや動力方式、出力などの違いで価格帯も異なる。今期の動向を見てみよう。

(ダイヤモンドホームセンター:上明戸聡)

 

見直される芝生の効用

 

 家庭の比較的小さな庭のスペースでも、芝を張ることで、美しい景観をつくることができる。また東日本大震災後には節電やエコに関心が高まり、芝生の持つ急激な温度変化を抑制する機能も注目されている。緑豊かな芝生は、家庭でのくつろぎや、いやしの空間にもなる。

 

 また芝生の面積が増えることで、都市のヒートアイランド現象を抑制し、温暖化防止にもつながるとされている。
こうしたさまざまな利点を持つ芝生は、敷地の限られた都市部の住宅でも徐々に広がりを見せている。自然環境に恵まれない都市部だからこそ、芝生の効用がより重視されてきたという側面もありそうだ。

 

 こうしたトレンドを受けて、ホームセンター(HC)店頭でも芝刈機が注目されている。店舗の規模にもよるが、エンジン式の大型芝刈機から、手持ち式や歩行型手動芝刈機までアイテムはさまざま。

 

 エンジン式はハイパワーを生かして、作業面積が広い芝生を刈るのに適している。

 

 一方、広さの限られた家庭の芝生を刈るためには、歩行型電動芝刈機が注目されている。手動タイプと比べて作業効率がよく、作業が楽である。また、常にメンテナンスが必要なエンジン式・自走式などと比べると、取り扱いも手軽だ。

 

 今期発売されたホンダの「グラスパ」は、電動タイプでありながら、高い出力を実現し、高い刈取能力と扱いやすさを両立させた芝刈機。発売後から順調に売上実績を拡大している。

 

住宅地でも使いやすい低騒音の電動芝刈機

 

 家庭で使用する場合に、近隣への騒音を配慮する意味では、手動タイプ、電動タイプが優れている。住宅地の一般的な一戸建て住宅の庭に芝生を張る場合、芝面積も小さいため、本格的なエンジン式、乗用芝刈機などが使用されるケースは少ない。

 

 一方、電動芝刈機は、刈り方の方式によっていくつかのタイプがあり、仕上がりも違ってくる。

 

 中でも主流となっているのがカッターロータリー式。芝刈機の歯部分が円盤状になっており、横回転することによって芝を刈る方式だ。

 

 その他リール状の歯が縦回転することで芝を刈る方式のリール式がある。

 

 手動タイプは動力を使わない分作業が大変で、刈り方によっては仕上がりにもムラが出やすい。しかし初めて芝刈りを行う消費者にとっては、高出力の機器を扱うことに不安を持つ場合もあるので、最低限の芝刈りができる道具として、手動式のラインアップ強化も重要だ。

 

 いずれにしても、電動芝刈機は大型機械であり価格帯も高いため、店頭販促には工夫が必要だ。試運転によって使い勝手を実感してもらうだけでなく、故障対応やメンテナンスなどのアフターサービスの充実がポイントになる。

 

 そのためには一定水準の技術力を持った店頭スタッフが必要で、メーカーサイドでも講習会などを実施して技術水準の向上をサポートしている。こうした講習を活用することによって、顧客が安心できる体制づくりが大きな前提となる。

 

 以下、今期の芝刈機売場の動向や注目商品について、積極的に芝刈機を扱う2店舗の需要動向や販売動向を紹介する。

 

DRM online 関連記事

Special topics