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第3回

2009年10月9日

生活者目線のおいしいレシピで「お酢」の未来を切り拓く

身近な調味料としてのイメージ発信が
「お酢」の利用拡大に必須

 

 近年、疲労回復や高めの血圧を下げるなどの効果が期待できる食品として注目を集めている「お酢」。しかし食酢市場はここ5年間横ばい傾向にあり、将来にわたって市場全体を底上げしていくには気軽に料理に使える調味料として、「お酢」の存在をより意識付けられる必要があるといえる。そのためにはお酢を使った美味しく簡単に作れるレシピの、豊富なデータベースが不可欠だ。

 

 

出典:㈱インテージSCIデータより推計

  

 1年半前にさかのぼると、クックパッドに投稿されているレシピのうち、「お酢」を使ったレシピ数のシェアは7.7%と同じ基本調味料の醤油に比べると約1/3。そこで、株式会社ミツカン(愛知県半田市)は、お酢を使った料理が作りたくなるよう投稿レシピの数、質ともに高めていこうとレシピコンテストなどでユーザーとのコミュニケーションをはかってきた。それが奏功し、現在では、お酢を使った登録レシピ数のシェアは10.8%にまでアップ。今後もさらなるアップを目指してレシピ数の拡充を推進する意向だ。

 

 昨年4月には、人気レシピ「お酢でさっぱり・鶏のみぞれ煮」を掲載した新聞広告をミツカンとクックパッドの連名で展開。新規ユーザーをクックパッドへ誘導して、お酢を使ったレシピに関心を持ってもらうようなクロスメディア政策も行っている。

 

 同社のコーポレートコミュニケーション部広報室前田哲也氏にクックパッドを活用するメリットを尋ねると、「お酢を使った美味しいレシピをサイト上に残しておけることと、ユーザー発想でメニューが進化し、次世代に受け継ぐ新しいレシピが生まれる可能性を秘めていること」と回答。月間616万人が利用し、買い物行動を決定付ける同サイトはユーザーのリアルな声を聞くことができ、需要を喚起できる新メディアとして位置づけているという。

 

“2つの苦手”を解消した新調味酢で
食卓への登場頻度アップを期待

 

 直近では、新商品トライアル促進のための取り組みとして、「やさしいお酢」を対象にした「お酢嫌い克服キャンペーン お酢がおいしいレシピコンテスト」を開催。

 

 同商品はお酢に砂糖やかんきつ果汁などをブレンドすることで、お酢のツンとした酸味と香りを和らげている。また、従来のお酢と同様、ドレッシングにしたり、煮物をさっぱり仕上げるために使ったり、つゆなどの他の調味料と合わせて酢の物にするほか、マイルドな味のためサラダや、炒めものにそのままかけて味わうこともできる使い勝手のよさが特徴。お酢を使いこなせない、定番レシピ以外にバリエーションが広がらないという作る側の苦手意識を解消してくれる調味酢だ。これには「お酢を使いこなせなかった人や、使いたいと思いながらも利用頻度がそれほど多くなかったミドルユーザーに訴求したい商品。食卓登場回数を、週1回以上に引き上げるきっかけにしたい」(前田氏)という思いが込められている。

 

 

 

 

「やさしいお酢」
2月17日に発売された「やさしいお酢」は、砂糖やかんきつの果汁などでマイルドに仕上げた調味酢で、ツンとこないところが最大の特徴。健康のためにお酢を摂りたいけれど苦手という人にはぴったりの商品だ。酢のものや和えものなどにそのままかけて使えるので、卓上に置いても邪魔にならない360mlサイズを採用。グリーンのラベルで、“やさしい”感じを表現している。

 

 

 そこでレシピコンテストでは、お酢好きはもちろんお酢が苦手な男性や子供にもおいしく食べてもらえることをテーマに掲げた。従来のお酢のイメージを変えるお酢であることをアピールしながら、味や使いやすさも発信する狙いだ。

 

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