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第2回

2009年10月8日

『おさかなのソーセージ』
レシピコンテストを通じて購買層を拡大!

健康志向や食の安全から
伸長する魚肉ソーセージ

 

 戦前から日本の食卓で愛されてきた魚肉ソーセージ。1972年の約18万トンをピークに減産傾向にあったがBSE(牛海綿状脳症)や、鳥インフルエンザなど畜肉を巡る社会問題が発生して以降再評価されるようになり、近年ではヘルシーな食材としても脚光を浴びている。ここ数年は右肩上がりで生産量を拡大。2008年度は7万トン近い生産量になった。金額ベースでも、2007年度は8%、2008年度は23%で前年同期比を上回っている。

 

「魚肉魚肉ソーセージの市場動向」

 

 しかし魚肉ソーセージはロングセラーの定番食材でありながら、「そのまま食べる」、「焼いて食べる」といった食べ方が一般的で、レシピのバリエーションに乏しかった。

 

 そこで日本水産(東京都千代田区)では、市場が活気づいている今こそ、魚肉ソーセージの食べ方の多様性をアピールして需要の底上げを図る好機ととらえ、昨年1月にクックパッド上で同社商品『おさかなのソーセージ』を使ったレシピコンテストを開催した。

 

 日本水産営業企画室営業企画第一課天野浩史氏によると『おさかなのソーセージ』のヘビーユーザーは50代以上の主婦層。若いころから魚肉ソーセージに親しんだ世代で、最近は健康面も意識して購入しており、購入量は30~40%増で推移している。20~30代の若年主婦層も10~15%で増加しているが、まだまだ購入量としては少ない。若年主婦層の認知アップ、ファン化が今回の課題の一つであり、「まさにその世代がコアユーザーであるクックパッドとのコラボレーションに至った」と天野氏は説明する。

 

 募集、選考、発表期間を含めると6週間にわたって実施された同レシピコンテストは、投稿レシピ数794件、期間中のページビューは24万4863件に達した。レシピコンテストのページを経由して日本水産のホームページへのアクセス数も4万771件にのぼり、商品そのものへの関心を高めることにも成功している。

 

「子供」「アレルギー」「彩り」がキーワード
20~30代のママ層にファンが拡大

 

 投稿されたレシピは実に多彩。卵アレルギーでも食べられる巻き寿司「卵アレルギーっ子OK!巻き寿司風ロール♪」や、餃子の皮におさかなのソーセージを包んだ「桃色餃子スープ」、1歳半の子供のためにチョリソーの代わりに同商品を使った「具たっぷりスパニッシュオムレツ」など、小さな子供がいる母親と想定されるレシピが多数。そのまま食べたり、野菜と炒めるだけでなく、食材としての汎用性が高いことを示すことができた。

 

 また、投稿レシピから、「子供が喜ぶ」、「アレルギーでも安心」、「彩り(かわいい)」「お弁当のおかずとして」といったキーワードも浮かび上がり、生活者に響く訴求ポイントも明確になったという。

 

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