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第1回

2009年10月7日

30代女性の25%がアクセスする食卓の意思決定メディア「クックパッド」の魅力とは?

「何を作る?」「何を買う?」
買い物を動機づけるレシピサイト

 

 消費者の生活防衛意識の高まりを受け、家庭で調理し食事する機会が増えている。そんな状況の中、食品売り場で食品を手に取りながらも、それをどうやって加工し、食卓にのせるかを悩む主婦層は意外と多いものだ。買い上げ点数を上げるためにはその悩みを解決するアイデアやメニュー提案が必要となってくる。

 

 定番料理からおもてなし料理、ドレッシング、和・洋菓子、パン、アレルギー対応などおよそ47万品にものぼる投稿レシピが閲覧できるレシピサイト「クックパッド」。「今日の夕食のおかず、どうしよう」「ワンパターンになりがちで変わり映えしない」「冷蔵庫に余っているこの食材で何か作れないかしら?」といった食卓の悩みを「レシピ検索」で解決しつつ、自分が考案した「レシピを投稿する」場でもある。検索したレシピでおいしく作れると、うまく作れたことを写真入りで報告できるコーナー「つくれぽ」もあり、レシピ考案者と利用者がレシピを介したコミュニケーションができる。

 

 運営するクックパッド(東京都港区、佐野陽光社長)によると、主婦が夕食の買い物に出かける夕方4時ごろからサイトへのアクセスが集中。ここで検索したレシピを元に、食材を購入するという人は92.9%で、クックパッドのレシピが食卓に並ぶ頻度は週1回以上が約70%を占め、「食卓の意思決定メディア」としての地位を確立している。

 

 

 

「若い人は料理をしない」は思い込み
レシピのインストールが消費を刺激する

 

 クックパッドが支持される理由は、核家族化や、女性の社会進出などによるライフスタイルの変化で、ひと昔前までは当たり前だった母から娘への『料理の伝承』がされなくなってきた時代背景がある。料理はしたいけれど、レシピがわからない人にとって、クックパッドが“母”の役割を果たしているのだ。また、自分が投稿した料理のレシピをアルバムのように残せ、そのレシピを参考にして家族以外の人が作り、食べた感想まで届く。料理が単なる作業ではなく、クリエイティブで楽しいものへと転換されることも支持されている要因のひとつだ。

 

 現在、コアユーザーは20代、30代の女性で、ユーザー構成比の約8割に達する。近年、若い女性、若い主婦層は料理をしなくなっているから商品が売れないと言われがちだが、このデータから、「レシピさえわかれば料理はしたい」という実像が浮かび上がる。つまりこれは食品メーカーや流通小売業、調理機器メーカーも、おいしく食べる調理方法や使い切るためのアレンジ術などの使いこなし方を訴求すれば、商品を手にとってもらえるチャンスがまだまだ広がっていることを意味する。

 

 

 

 

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