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第3回

2009年10月21日

おいしいPB『グリーンQ』、プレミアムPBの成長戦略
―クイーンズ伊勢丹・取締役マーチャンダイジング統括部長 藤城氏に聞く―

中村 博

 PB開発展(http://www.jma.or.jp/pb)がPBの今後の展開を予想する連載企画『今後のPB』第2回。株式会社クイーンズ伊勢丹 取締役 マーチャンダイジング統括部長 藤城廣氏は、「クイーンズ伊勢丹のブランドは美味しさの証です」と語る。「プライベートブランド(PB)=低価格」という認識が浸透した市場で、クイーンズ伊勢丹がPB商品に託す役割とは――。前回に引き続き中央大学 中村博教授をインタビュアーに、先進企業の取り組みを聞いた。

 

 

 

中村:

 まず、クイーンズ伊勢丹の企業概要について教えてください。

 

藤城:

 生鮮食品を中心に加工食品、日用雑貨、医薬品(店舗限定)を扱い、東京を基点に20店舗を出店するスーパーマーケットチェーンです。1984年の設立から26年目を迎え、2009年3月期の売上金額は約545億円でした。主なターゲットは30代から40代の若い方(都市生活者)で、昼の弁当需要などもあり客単価は1500円から2000円です。店舗規模は450坪を標準として設定しています。売場面積が大きくなると、クイーンズ伊勢丹のコンセプトがぼやけてきますから。

 

中村:

 早速ですが、クイーンズ伊勢丹のプライベートブランド(以下PB)のコンセプトは何ですか。

 

藤城:

 「安心・安全な食の提案」を基本として、「徹底した美味しさを追求したもの、お客様の声をクイーンズ伊勢丹の手で実現したもの」と考えています。またその目的は、お客様の信頼を維持するために独自性を追求する差別化マーチャンダイジングです。

 

中村:

 PBを導入された経緯を教えてください。

 

藤城:

 1999年に当社のPBブランドである「グリーンQ」をスタートさせました。商品特徴が出しやすく、差別化もしやすい嗜好品から投入しました。その後、パッケージが緑色で売場が暗くなりがちという声を受け、カラーバリエーションを増やしてリニューアルしました。例えば、ジャムであればフレーバーによってパッケージの色を変えるなどして変化をもたせたわけです。さらに、2008年にはオーガニックのPBである「クイーズ・ファイネスト」(加工食品)と「ナチュラル・セレクト」(青 果)を導入しています。現在はグリーンQを低価格の「Value」と高品質の「Q uality」と公的機関の認定した「Organic」の3つの切り口で商品 特徴をお客さまに解りやすく分類し展開しています。

 

 

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