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第5回

2010年6月1日

アサヒビール『アサヒ Slat(すらっと)』

岩槻 良子

 商品購買調査データQPR(TM)から、実際の商品購入者を分析! ヒット商品の成功要因をリポートする連載コーナー。第5回は、2009年2月発売当初の販売計画300万ケースを大幅に更新、日本食糧新聞社 第28回食品ヒット大賞・優秀ヒット賞にも受賞した、アサヒビールの缶チューハイ 『アサヒSlat(すらっと)』を取り上げる。 

 

 

「果肉が入って、カロリー最少級」1缶350ml当たり88kcalでありながら、果実をその場で搾ったようなフルーティな味わいと香りを楽しめるのが特長。2009年2月発売。希望小売価格(税抜):缶350ml・141円/缶500ml・191円 

 

 

 

 アサヒビールから2009年2月に発売された「アサヒSlat(すらっと)」は、“果肉が入って、カロリー最少級(1 缶350ml当たり88kcal)”の低アルコール飲料。当初の年間販売目標300万箱(1箱は350ml×24本換算、以下同)に対し、12月には、二度の上方修正後の年間販売目標450万箱を達成、売れ行きは好調だ。

 

低アルコール飲料の購入者像は
こだわり希薄なフォロワータイプ!?

 

 09年1~12月の間に低アルコール飲料を購入した消費者の特徴を把握するため、QPRパネル購入者をブランドデータバンク社のユーザーセグメントで分類したところ、ビールや焼酎・ウイスキーなどの購入者に比べて、低アルコール飲料ユーザーはCASUAL STAGE(詳細は下記参照)に該当する人の割合が高いことが判明した。ブランドとの絆が形成しにくく、流動的な商品選択をするタイプのユーザーが多くを占める同カテゴリーにおいて、新ブランドを定着させるのは容易ではないことがわかる。

 

 

アサヒSlat(すらっと)購入者は、
20代女性と30代男性が目立つ

 

 好調な売れ行きを見せている「アサヒSlat(すらっと)」について各セグメントの構成を分析してみると、前述のCASUAL STAGEの消費者を着実に取り込んでいることが確認された。

 

 

 各セグメントの構成を時系列で追ってみると、「アサヒSlat(すらっと)すっきり白ぶどう味(2009年9月8日発売)」新発売のタイミング以降、CASUAL STAGEのユーザー比率が急激に高まっていることがわかる。

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