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第1回

2010年2月1日

カゴメ『甘熟トマト鍋 鍋用スープ』

岩槻 良子

 商品購買調査データQPR(TM)から、実際の商品購入者を分析!ヒット商品の成功要因をリポートする連載コーナー。第1回は、当初目標2億円の4倍ペースで売れている、カゴメのヒット商品『甘熟トマト鍋 鍋用スープ』を取り上げる。

 

  

2009 年秋冬の本格的な鍋シー ズンを前に、カゴメが鍋つゆ市 場に投入した新製品「甘熟トマト 鍋 鍋用スープ」。2009年7月 31日発売。400g /参考小売 価格 315円(税込)

 

 

 

 

 長引く不況下で、家計に対する配慮から「内食回帰」の傾向といわれるなか、カゴメが鍋つゆ市場に投入した新商品『甘熟トマト鍋』が好調だ。鍋つゆとしては、やや高めの価格設定でありながら、消費者の購買意欲をかき立てることに成功した要因に迫る。

 

鍋つゆ市場は新商品が牽引

 

 2009年10~12月の鍋つゆ市場のボリュームを100人当たりの購入金額でみると、前年同期比わずかながらの縮小傾向。2008年秋冬は、ハウスが「カレー鍋つゆ」を発売し、購入金額を大幅に伸張させた。一方、2009年10~12月では、カゴメが同年7月末に発売した「甘熟トマト鍋」が躍進し、鍋つゆ商品の購入金額としては、トップに迫る勢いとなった。

 

購入者は30代・40代の女性が中心

 

 カゴメ「甘熟トマト鍋」は、どのような購入者に支えられて躍進したのか。購入者の属性をみると、女性が7割弱を占め、女性のなかでもとくに30代・40代が中心。また、既婚女性が5割を上回り、家族人数も4人以上という購入者が5割を占める。“夫と子供と4人の食卓で、いつもとはちょっと違った鍋を”といったシーンが想起される。

 

 

 またパッケージには、ウインナー入りの鍋の写真、シメにはオムライスもできるといった表記もあり、子供も一緒に楽しめる鍋であることがイメージできる。実際に、モニターの購買履歴から一緒に購入した食品(生鮮除く)をレビューすると、ウインナー・コーンの缶詰・とろけるチーズ・スパゲティといった商品との併買がみられた。パッケージに提案されているメニューの具材が、併買されていることが特徴といえよう。

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