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第10回

2011年4月22日

ECRヨーロッパ、CGFと棲み分けか

矢矧 晴彦

2年ぶりの開催

 

 2011年4月5〜6日、ベルギーの首都ブリュッセルでECR(Efficient Consumer Resonse)ヨーロッパの2011年の年次大会が開かれた。1994年に発足以来、第15回目の年次大会であり、”Meeting The Future Together”がそのテーマである。

 

 ECRヨーロッパは、ヨーロッパでの消費財メーカーと流通業の業界団体で、23の国レベルのECR組織の上部組織としての位置づけである。「バリューチェーン全体での効果を共有するために共有されたビジネスプロセスを活用して、消費者の要望により良く、より早く、より低コストで応えるために協働で取り組む」を目的に、営業/マーチャンダイジング、サプライチェーン、情報技術/標準化、エコロジー、業界内協働トレーニングなどのテーマで様々な活動を年間を通じて行っている。年次大会は、それら活動の発表の場であるが、2010年は同種の業界団体、コンシューマー・グッヅ・フォーラム(CGF)と日程が被るとの理由で、ECRヨーロッパ側が年次大会をキャンセルした。従って今年のブリュッセルでの大会は2年ぶりに開催された。

 

会場外観

 

一回り小さくなった年次大会

 

 2年ぶりの開催にもかかわらず、参加者は西ヨーロッパ諸国を中心に590名(事前申込数)であった。2004~2005年頃の最盛期には、3,000人以上が参加したことと比較すると寂しい限りである。ヨーロッパ域外からの参加者は10名、その内日本からは筆者を含め2名であった。

 

全体会場

 

 会期も3日から2日に短縮し、発表の数も減った。また展示会場も11社のみの出展であり、造作もシンプルなものであった。

 

展示会場風景

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