「ライバルはコンビニエンスストア」

2018/07/17 13:41
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 と高らかに宣言したのは、「日高屋」「焼鳥日高」「中華一番」などの店舗を413店舗展開するハイデイ日高(東京都)の高橋均社長だ。

 

 株式公開以来15年間連続増住増益を重ねてきた同社の強みを高橋社長は以下の5点とまとめている。

 

① 駅前繁華街立地(直営店舗の95%)
② 昼のニーズ・夜のニーズ(長時間営業)
 ・11時~26時営業を基本
 ・ニーズのある立地では24時間営業
③ メニュー構成
 ・飽きのこない味(来店頻度向上)
 ・既存商品のブラッシュアップ
 ・季節に応じたメニュー投入
④ 低価格(いつでも同じ価格)
⑤ 自社工場
 ・主要食材(麺、餃子、タレ、カット野菜)は自社の行田工場で生産
 ・1日1便配送

 

 その結果、営業利益率は、11.5%と「かつや」などを展開するアークランドサービスホールディングス(東京都/白井健一郎社長)の14.2%に次いで外食の株式公開企業では第2位にポジショニングしている。

 

 しかしながら、セブン-イレブン・ジャパンの営業利益率28.7%やローソンの13.7%にはまだまだ及ばない。やはり、顧客の立場に立ち、顧客のニーズのあるメニューを開発し、顧客が食べたい時間に顧客のそばにある店舗が不可欠だ。

 

 高橋社長は、「中途半端では生き残れない。プロの企業しか生き残れない」と自戒しながら、首都圏600店舗体制に向けて毎年25店舗純増の計画と店長が自ら主体的に店舗を運営する人財強化に努め、まずは16期連続増収増益に向けて、歩を進めている。(C)

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