【外食売上高】5月の売上高は2.0%減、3ヵ月連続のマイナス

2011/06/28 14:05
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 日本フードサービス協会がまとめた5月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月比で2.0%減となり、3ヵ月連続のマイナスだった。3月は震災の影響で10.3%減と過去最大の落ち込みとなったが、4月の2.8%減に続き、「全般的には震災の影響からほぼ回復しつつある」と同協会では見ている。

 

 前年同月に比べて土曜日が1日少なかったことや天候不順(雨天日数は東京で前年比5日増、大阪で4日増)などがマイナス要因として働いた。

 

 ファーストフード業態の売上高は0.5%減とほぼ前年並み。麺類が7.9%増、和風が3.8%増と好調だった一方で、持ち帰り米飯・回転寿司は8.5%減と不振だった。ファミリーレストラン業態は3.4%減で前月の1.5%減より後退した。食中毒事故の影響を受けた焼き肉が11.2%減と特に不調だった。

 

 夜間の外出や宴会の自粛ムードが続いているため、パブ・居酒屋は4.9%減と苦しんだが、前月の11.0%に比べれば回復基調にある。

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