【米ギャップ】全業態で既存店プラス成長に、第1四半期

2010/05/24 13:55
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 米カジュアル衣料チェーン大手のギャップが発表した2011年1月期第1四半期(2~4月)の業績は、既存店が好調で利益を大きく伸ばした。営業利益は前年同期比34%増の4.7億ドル(約430億円)、純利益は40%増の3億ドル(約274億円)だった。

 

 同社は店舗の統廃合を進めており、第1四半期は新設9店舗に対して19店舗を閉鎖、期末店舗数は前年同期比10店舗減の3085店、総売場面積は2%減となったが、売上高は6%増の33億ドル(約3000億円)に伸びた。北米での既存店売上高が「ギャップ」業態が2%増、「オールドネイビー」が7%増、「バナナリパブリック」が5%増と好調で、全体の売上を押し上げた。

 

 同社は長らく売上不振が続くなか、不採算店閉鎖や在庫圧縮によって10年1月期は17%の営業増益を記録したものの、低価格業態のオールドネイビーを除けば既存店のマイナス成長が続いていた。

 

 11年1月期通期でも新設65店舗に対して閉鎖110店舗と、店舗統廃合を続け今年度中に売場面積3%減を目指す計画だが、北米以外での出店には意欲的で今期は中国とイタリアに新たに進出する。

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