【イオン】GMS3社合併は11年3月完了、8カンパニー制に

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 イオンは本州を営業エリアとするGMS(総合スーパー)3社の経営統合を正式発表した。イオンリテールが今年12月1日付でイオンマルシェを吸収合併、2011年3月1日付でさらにマイカルを吸収合併する2段階方式とする。店舗名はすべて「イオン」で統一、マイカルが運営する専門店ビル「ビブレ」はイオンリテールの「フォーラス」事業と統合する見通し。

 3社の前期の売上高(営業収益ベース)を単純合計すると2兆4487億円となり、スーパーとしてはイトーヨーカ堂の1兆4000億円(11年2月期予想)を約1兆円上回る圧倒的なトップ企業となる。

 イオンリテールは現在、地域ごとに4つのカンパニーに分かれているが、3社統合後はこれを8つのカンパニーに細分化、仕入権限などを大幅に委譲して地域密着型の営業を目指す。間接部門の統合によって余った人員は店舗など営業部門に振り向ける。

 将来的には北海道と九州でGMS事業を展開するイオン北海道、イオン九州の上場2社についてもイオンリテールに統合する方向で検討する。

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