バロー、既存店3.5%増収と好調で営業益は95.5%増、2011年4~6月期

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 バローが発表した2011年4~6月期の連結業績は、営業収益(売上高と不動産収入などの合計)が前年同期比9.8%増の1003億円、営業利益が95.5%増の36億円と増収増益だった。前年同期に2億円の赤字だった最終損益は22億円の黒字に転じた。

 セグメント別では主力のスーパーマーケット(SM)事業の営業収益が10.7%増の715億円、営業利益が90.2%増の25億円。バロー本体のSMの既存店売上高が3.5%増と好調だったことが大幅増益の要因。「サプライズ50」として50品目からスタートした低価格の自主企画商品が6月末には100品目に達し、客数が3.4%増えた。東日本大震災後に一部食品の需要が高まった効果もあった。SMの店舗数は3店舗を新設したバロー本体が150店舗、ユース(福井県)や食鮮館タイヨー(静岡県)など子会社を含めると205店舗となった。

 ホームセンター事業も省エネ対策や暑さ対策商品がよく売れて、既存店が9.7%のプラスと大きく伸びた結果、営業利益は前年同期の2倍強の7億円となった。

 また、2店舗を新設して176店舗となったドラッグストア事業の営業利益も、2.6倍の3億円に増えた。

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