【東京都調査】ネット上の不当広告・表示で191社に改善指導、健康食品目立つ

2011/06/15 14:43
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 東京都は2010年度、インターネット通販の広告・表示を調査した結果、健康食品を中心に景品表示法に違反する不当な広告・表示を302件(191社)確認、修正や削除などの指導を行った。09年度の182件(136社)に比べて、ネット上の不当広告・表示が急増している実態がわかった。

 

 商品別に見て不当広告・表示が多かったのは、健康食品(100件)、石鹸・洗剤(44件)、除菌消臭商品(42件)、健康美容器具(30件)など。内容としては、健康食品に強力なダイエット効果があるかのように表示したもの(優良誤認)や、モニター特別価格などとして値引きを強調しながら常時その価格で販売している例(有利誤認)などが見られた。

 

 東京都ではこの結果を受けて、国および関連の業界団体などに対して表示の適正化に向けた対策を取るよう要望した。都では09年度から年間2万件のネット通販サイトを継続的に調査している。

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