【MrMax】純損益は3億円の赤字に、会計基準変更などで

2010/07/28 10:10
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 ディスカウントストアのミスターマックスが発表した2011年3月期第1四半期(4~6月)の業績(非連結)は、営業利益が900万円、純損益は3億円の赤字となった。前期中に連結子会社がなくなり今期から単独決算となったため単純比較はできないが、前年同期と比べて営業利益は96.5%のマイナス、前年同期の純損益は2億円の黒字だった。

 

 売上高が前年同期と比べて3.6%減るなか、店舗が2店舗増えたことなどから販売管理費が4.9%増加したのが営業利益大幅減の要因。売上高の減少は会計処理の変更も影響している。

 

 前期まで消化仕入れで運営している生鮮売り場の売上高を商品の実売額で計上していたが、これを取引の実態に合わせてミスターマックスが委託業者から受け取る売上総利益額に変更した。これにより、従来の計上方法に比べて売上高と売上原価がそれぞれ8億9000万円減った。

 

 また、資産除去債務に関する会計基準を適用したことで3億円強の特別損失が発生、最終赤字に転落した。

 

 11年3月期通期では、営業収益(売上高と不動産収入などの合計)が1110億円(7.3%増)、営業利益が9億円(19.0%増)、純利益は3億円(66.4%減)を見込んでいる。

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