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2018年3月1日

〈特別企画〉ホームセンターバイヤーが選ぶ年間ヒット商品2018
ガーデニング:薬剤部門、肥料部門、園芸(農業機器)部門

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 マーケット&プロダクト


100%食品成分で退治と予防に効果、使える作物の多さとわかりやすい表示でヒット

 

 アース製薬の園芸ブランド用品「アースガーデン」から2017年1月に発売された「やさお酢」は、100%食品成分の園芸用殺虫殺菌剤だ。

 

 独自ブレンドの食酢を採用し、アブラムシ、ハダニ、コナジラミ、うどんこ病に優れた効果を発揮。2、3日おきの散布を約2週間続けることで、アブラムシの増殖を1ヵ月程度抑えることができる。また成分が食酢100%であるため、収穫し食卓に並ぶ直前まで使用でき、薬剤が気になるユーザーも安心して利用できる。

 

 ガーデニングの害虫駆除において薬剤を使用しない理由として、「成分などが怖い」という声が多く挙げられている。食品由来の園芸用殺虫殺菌剤は04年ごろから登場し、その安全・安心なイメージから順調に伸長していたが、近年は数字が伸び悩んでいた。

 

 同社では、正しい使用方法がわからず効果を実感できていないユーザーが多いと分析。対象植物ごとに商品が分かれるなど限定的な商品が多いなか、「やさお酢」は、野菜・花(観葉植物)・果樹・庭木など、あらゆる植物に使える汎用性の高い商品として開発された。また、既存アイテムが害虫・病気の予防中心であるのに対し、「やさお酢」は予防と退治の両方の効果を持つことで、より使いやすい商品設計となっている。

 

 商品名やパッケージにも工夫を凝らした。園芸用殺虫殺菌剤のパッケージは、商品特長を前面に出すものが多く、商品名がわかりにくいものが多い。「やさお酢」は商品名を中央に縦書きで大きく配置し、「あらゆる植物用」、「退治・予防」といった特長をアイコン的に配置することで、商品特長のわかりやすさ、ブランド名の覚えやすさを訴求している。

 

 また、パッケージの裏面もイラストやアイコンを多用して見やすくなるよう配慮されている。

 

 メーカー(担当者)のコメント


縦書き商品名で視認性高め、使い方や特長をアイコンで表示

 

 近年、安全・安心を求めるユーザーの皆さまにどう応えていくかが課題となっていますが、そんななか、「やさお酢」は多くのユーザーの皆さまに受け入れていただきました。いままでにない縦書きで商品名を大きく配したパッケージは売場での視認性も高く、「やさお酢」というブランド名を覚えていただくきっかけにつながりました。また裏面もアイコンやイラストを多用することで、記載情報がわかりやすく伝わるよう工夫しています。

 

 今期は「やさお酢」のTVCMを5・6月を中心に投入して認知向上を図るほか、園芸関連の雑誌やWebサイトに、使い方を紹介する記事広告を多数出稿し、さらなる商品理解を促進することで使用機会を創出します。また3月にはLINEのアカウントを開設し、植物の画像を送っていただくことで病気の診断を行うといったサービスも予定しています。

 

 今期は新商品として「土にまくだけ害虫退治オールスター」(農薬)を発売いたします。この商品は人気の高いトマト・ミニトマト、キャベツ、いちごなどの野菜・果物から、バラや菊などの花・観葉植物まで300種以上の植物に使える農薬です。植え付け時でも生育途中でも使え、ノズルが付いているため撒きやすい容器になっています。また一般的な農薬と違い、嫌なにおいがしないため、室内の観葉植物などにも気にせず使うことができます。当社では今後も農薬の正しい使用方法など啓発活動に注力し、栽培の喜びを感じていただくことで、ガーデニング人口の拡大に努めてまいります。

 

(マーケティング総合企画本部 ブランドマーケティング部 ブランドマネージャー 佐藤淳氏 )

 

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