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2018年3月1日

[接着剤]
HCは主要販売チャネルとして
接着剤関連情報の発信源の機能が重要

Diamond Home Center

REPORT

Glue

接着剤


HCは主要販売チャネルとして
接着剤関連情報の発信源の機能が重要

近年接着剤の販売チャネルの多様化が進んでいるが、増加傾向にあるホビーや住まいの改善ニーズに対しては、幅広い品揃えと情報発信機能を持つホームセンター(HC)の役割が重要性を増している。HCの利用機会が少なかった若年女性層など新しい顧客を開拓し、市場の活性化を図る意味でも、最新の需要トレンドに対応したMD戦略が必要だ。 (本誌:上明戸聡)

 

● HCは家庭用接着剤で圧倒的主要チャネル

 

図表1●接着剤のチャネル別拡大画像表示

 接着剤はHCの主要な商材のひとつであり、主に家庭用接着剤を扱っている。市場規模そのものには大きな変動は見られないが、近年は通販を含む販売チャネルの多様化が進んでおり、コンビニエンスストアなども構成比を伸ばす傾向にある。

 

 販売額をベースにチャネル構成比を見てみると、2017年はHCおよびディスカウントストアが78・6%と圧倒的なシェアを持つ(図表1参照)。コンビニエンスストア(9.1%)、スーパーマーケット(5.4%)がこれに続くが、HCのシェアが圧倒的。HC以外の業態では緊急補修ニーズに対応することに絞り込んだ品揃えを行う傾向が強く、より多様なニーズに対応できる品揃えの幅の広さがHCの優位点となる。

 

 接着剤のユーザー層については、近年若い年齢層の女性の間で、接着剤を補修よりもDIYやインテリアや小物の「デコ」など、ホビーに利用するケースが増え、市場の活成化につながった。こうした新しいユーザー層を意識した商品も多数登場している。

 

● ライフスタイルの実現に向けた接着剤提案を

 

 また月別の販売額を年間にわたって見ると、一定の季節変動があることがわかる(図表2)。このデータは販売額シェアの大きい「HC/ディスカウントストア」の17年の月別販売額を示しているが、1~2月に明確な需要の谷があるのに対し、夏場と秋以降年末に向けた需要期があることがうかがえる。緊急補修のニーズは常に突発的に起こるが、工作や手芸などのホビー需要は夏休み時期に高まり、家庭内での補修ニーズは年末に向けて上向く傾向があることがうかがえる。

 

 HCとしては、手芸やクラフトに使える布用接着剤や、樹脂類に幅広く使用できるデコ用接着剤など、用途に特化した最新の商品を揃え、訴求することが可能。同時に店頭での情報訴求を強化することで、接着剤の最新情報を得ることができる場である点をアピールすることが重要。単なる補修や修理ではなく、何かを創造したり、求めるライフスタイルの実現につながる接着剤の活用を提案していくことが差別化のボイントになる。

図表2●接着剤販売金額月別推移(集計期間2017年1~12月)

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