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2018年3月1日

[カー用品]
今年で10周年を迎える「洗車の日」プロモーション
新たなニーズをとらえたアプローチで新展開へ

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「洗車の日」座談会

テーマ:HCでのカー用品の取り組みについて

 

10周年を迎える「洗車の日」プロモーションとカー用品売場の現状と今後の取り組みについて、HCのバイヤーに参加いただいて座談会を開催。売場づくりや販促など、実例を交えて語り合っていただいた。

 

 

参加者
●エンチョー 商品二部 バイヤー
 金子寛之氏
●ジョイフル本田 営業本部 第1商品部
 係長 川内明氏
進行
●エンパイヤ自動車 執行役員 営業本部
 副本部長 遠山修治氏

 

 

● 売場づくりのポイントは「触って実感」

―― 最近のカー用品の動向はいかがですか。

 

金子:2017年は、年間を通して売上は好調でした。特に洗車用品は前年対比で115~120%のアップとなりました。自動ブレーキなどの安全装置の普及から、視界を確保するということで、ガラスクリーナーや撥水剤が好調に推移し、秋口からはドライブレコーダーとそのステッカーが売れ出しました。

 

川内:当社も洗車用品、ワイパー、撥水剤はここ数年好調で、車内小物や消臭剤・芳香剤も売れています。春と秋の年2回、売上を分析して商品を入れ替えており、売れる商品を絞り込む戦略の効果だと思います。

 

―― 売れる売場にするために行っている工夫は、どのようなものですか。

ジョイフル本田瑞穂店で実施された昨年の洗車イベント
エンチョーが推進する、触ることで効果を実感できる売場

 

川内:2~3年前からですが、実際に商品を触れることができる売場づくりを行っています。箱に入ったままだと商品の特徴が伝わりません。クロスの手触りなど、手に取って、実感していただけるように、箱から出して見本として陳列しています。

 

金子:当社でも、昨年4月から全店で、触れる見本を陳列しています。見やすく、わかりやすい陳列にこだわっていましたが、いまひとつお客さまに伝わらないことから始めた結果、効果を感じています。

 

● 実演イベントを通して簡単洗車をアピール

―― 洗車関連商品の取り組みはいかがですか。

 

金子:昨年の「洗車の日」の4月28日は、「プレミアムフライデー」と重なっていたので、当社全26店舗で夕方からのイベントを実施しました。クルマでの来店者がほとんどなので、駐車場を使用してのヘッドライトクリーナーの体験イベントを実施しました。予想外に、お子さん連れの主婦の方の参加が多く、驚きました。普段、カー用品売場にはあまり立ち寄らない方々です。その後、カー用品コーナーで女性を見かけるようになりました。

 

川内:来店されるのは女性客や年配の方も多いので、わかりやすい訴求は重要です。商品を理解してもらうことや、実は簡単にできる、あると便利、というような気づきを起こさせる販促は、カー用品にとっては必須です。

 

―― 本当にそうですね。実際、カー用品の使い方を知らない消費者も増えていますよね。

 

金子:洗車は時間がかかる面倒なものと思い込んでいるのかもしれません。簡単・便利と伝えるだけでなく、洗車にかかる所要時間を提示する「見える化」が必要です。当社では、トップボードやPOPで、洗車の所要時間と効果を「見える化」しています。洗車から完璧な磨き上げまで、段階別に「見える化」をしています。

 

川内:消費者の洗車へのニーズは、「洗車機を使う」、「簡単洗車のみ」、「本格洗車派」と多様化しています。洗車とひとくくりりにするのではなく、それぞれのタイプに合った洗車用商品をわかりやすく伝える売場づくりが必要です。

 

 また、マンションだとスペースの面から、洗車がしづらい環境があります。そこで、アウトドア用の蓄圧式のシャワーを「洗車でも使えます」と訴求したところ、かなり反響がありました。「しない」のではなく、「できない」という課題への解決方法を提案することも効果的です。

 

金子:洗車機の利用が増えていることから、洗車機ユーザーに向けて「洗車機使用前」と「洗車機使用後」のそれぞれの場面で使える給水クロスやコーティング剤を提案したところ、需要喚起につながり、洗車アイテムすべての売上がアップしました。

 

―― 今年の「洗車の日」に向けて企画していることはありますか。

 

金子:実車を使用して、ワックス効果を実感してもらうイベントを考えています。意外と簡単にできることと、ワックスをかけた後の輝きやスベスベの手触りを実感してもらうことで、「気づかれていない洗車の魅力」を理解していただきたいと思います。

 

川内:ボディーはカラーによって汚れが目立たないのですが、ガラスはどんなクルマでも汚れが目立ちます。そこで、ガラスケアをテーマに実演イベントを実施したいと考えています。また、安全装置との関係で、安全性の向上もテーマに加えたいですね。

 

―― その他、カー用品売上アップのために考えていることはありますか。

 

金子:インスタ映えのする泡がモコモコと立ち上がるカーシャンプーがあるといいですね。効果がありそうに思えるし、楽しい洗車になりそうです。あと、子どもと一緒に洗車ができるように、子ども用の洗車グッズができるといいなと思います。

 

川内:楽しい洗車はいいですね。女性ドライバーが増えているので、女性を意識する売場づくりを考えるかもしれませんが、性別で考えるとギャップが大きくなります。

 

 洗車時間を短縮するような簡単な洗車はいいですね。そのようなものを活用した自然なかたちで、男性にも女性にも受け入れてもらえるような売場づくりが必要だと思います。

 

―― 洗車を楽しむ提案は、面白いですね。「洗車の日」をアピールするテーマにもなりますね。

 本日は、お忙しいところ、ありがとうございました。

 

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