【ユニバース】売上高1000億円突破で経常最高益、11年4月期

Pocket

 青森県が地盤の食品スーパー、ユニバース(八戸市)は前期決算で売上高が初めて1000億円を突破。経常利益は18.1%増の41億円となり、過去最高益を更新した。

 同社が発表した2011年4月期連結業績は、営業収益(売上高と不動産収入などの合計)が前期比4.5%増の1025億円、営業利益が18.7%増の40億円だった。単体の店頭売上高も4.6%増の1008億円と1000億円を超えた。

 11年4月期は店舗の新設はなかったが、前の期に開店した3店舗が通期で寄与したほか、4店舗で改装を実施したことで増収を確保した。既存店売上高は1.7%増だった。新店の投資負担がなかったことで販売管理費が下がり、大幅増益につながった。

 東日本大震災では2店舗が津波で浸水するなどしたが、3月末には全店で営業を再開。既存店売上高(毎月20日締め)は3月が4.8%増、4月が1.5%増、5月が4.1%増と堅調に推移している。

 ただ、前年の猛暑効果がなくなることなどから、12年4月期は13.8%の営業減益を見込む。今期も新規出店を見送るが、営業収益は0.2%増の1027億円と何とか増収を確保できそうだ。

関連キーワードの記事を探す

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態