【ジョイス】売上げの減少をカバーできず営業利益は4割減

2011/01/07 10:02
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 岩手県と秋田県で食品スーパーを展開するジョイス(盛岡市)の2010年3~11月期連結業績は、衣料品部門撤退や雑貨部門の縮小などで営業収益(売上高と不動産収入などの合計)が前年同期比8.2%減の308億円に減少、販売管理費を約6億円圧縮したものの売上げの減少分をカバーできず、営業利益は41.6%減の3億円となった。

 

 ディスカウント業態の「ロッキー」2店舗を食品スーパー業態に転換するなどのリニューアルを行ったが、改装に伴う売り場閉鎖や経費負担増も営業利益を圧迫した。

 

 今後は食品スーパー事業に経営資源を集中する方針で、7月には出来たて総菜やベーカリー、半調理品などを強化した食生活提案型の新フォーマット「ジョイス三関店」(岩手県一関市)を移転新築。11月には同店をモデルとして「ジョイス盛岡東安庭店」(盛岡市)の大幅改装を実施した。来期以降、新規出店や既存店改装によって同タイプの店舗を増やしていく。

 

 11年2月期通期の業績については、営業収益410億円(前期比7.5%減)、営業利益5億円(31.6%減)、純利益2億円(49.3%増)を見込む。

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