タイヨー、TOBによる自社株取得終了、筆頭株主に社長の清川氏

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 鹿児島県が地盤の食品スーパー、タイヨー(鹿児島市)は12月8日、株式公開買い付け(TOB)による自社株式の取得が終了したと発表した。同社は11月9日から12月7日の間、1株当たり930円でTOBを実施していた。取得総額は約70億円。

 筆頭株主だった太陽産業ジャパンおよびタイヨーの清川和彦社長の弟で第3位株主の清川剛久氏から発行済み株式の23.77%を買い取ることで合意していた。TOB実施前にタイヨー株の17.20%を保有していた太陽産業ジャパンは持ち株をすべて売却したため、第2位株主だった清川和彦社長が筆頭株主となった。自社株取得で発行済み株式総数が減少したため、清川社長の持ち株比率は14.76%から20.33%に上昇した。

 タイヨーは鹿児島および宮崎の両県で食品スーパー約90店舗を展開。2011年3月期の営業収益は1287億円を見込んでいる。

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