H2Oリテ、うどん・そばチェーン「家族亭」の株式を公開買付

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 阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは8月11日、うどん・そばチェーンを展開する家族亭(大阪市)の株式を公開買付(TOB)すると発表した。

 家族亭は関西と首都圏を中心に「家族亭」「得得」など複数のブランドでうどん・そば店を展開、今年6月末での店舗数は直営102店舗、フランチャイズ(FC)103店舗となっている。このほか、タイ、シンガポールなど海外でもFC11店舗を展開している。

 H2Oは1株当たり750円で700万株強を買い付ける予定で、買付予定額は52億円となる。買付期間は8月12日から9月8日まで。

 家族亭の筆頭株主である投資ファンドは保有する約57%の株式をH2Oに売却する契約を結んでおり、家族亭側もTOBに賛同する意見を表明している。

 H2Oは傘下の阪食を通じて、阪急オアシスなど食品スーパーの経営と総菜など食品製造を手がけており、家族亭を買収することで食品の小売り、中食、外食をトータルで手がけ、相乗効果を発揮していく方針。家族亭のうどん、そば、だし汁などをH2O傘下の百貨店や食品スーパーで販売することも検討する。

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