【矢野経済研】中国人観光客の消費額は1379億円、2009年

2010/09/08 15:01
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 矢野経済研究所によれば、2009年に日本を訪れた中国人観光客が旅行中に消費した金額は1379億円と推計される。

 

 訪日中国人は宿泊費や飲食費よりも土産物など物品購入費に費用をかける傾向があり、日本国内に与える経済効果としても物品購入費の割合が大きいようだ。上海、北京、広州在住で過去1年以内に訪日経験がある中国人男女300人に聞いたところ、日本で購入した商品として最も多かった回答は「デジタルカメラ・付属品」で60%、次いで「化粧品」の41%だった。デジタルカメラのケースや化粧品は、土産用としてまとめ買いされるケースがある。

 

 消費金額の推計には団体ツアー客がツアー費用として中国国内で支払った日本国内での宿泊費や交通費、飲食費などは含むが、日本と中国の往復交通費は含まない。

 

 中国人の個人観光査証(ビザ)については7月1日から発給要件が大幅に緩和されており、今年も訪日中国人観光客の増加が見込まれる。

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