バローが2010年3月期の連結業績を発表、食品スーパー14店舗を新設も粗利率低下で営業減益

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 中部地方を地盤に食品スーパーやホームセンターなどを展開するバロー(岐阜県多治見市)が発表した2010年3月期の連結業績は、積極出店とローカルスーパー買収などで営業収益(売上高と営業収入の合計)は2.5%増の3449億円となったものの、価格競争による粗利益率の低下などが影響し、営業利益は3.5%減の94億円と2期連続の減益となった。

 食品スーパー事業では長野県への進出を果たし2店舗を開設(茅野市、松本市)したほか、静岡市内でも初出店、本来の地盤である岐阜県・愛知県から営業エリアを東に拡大している。食品スーパーの新規出店は合計で14店舗に達した。また、静岡県島田市で7店舗を運営するビックポンドストアーを買収、同県内での店舗網を強化した。

 既存店売上高は食品スーパー事業が3.4%減、ホームセンター事業が3.3%減だった。期末店舗数は食品スーパーが131店舗、ホームセンターが36店舗となった。

 11年3月期は営業収益が3739億円(8.4%増)、営業利益が96億円(1.6%増)の増収増益を予想するが、純利益は21.4%減の31億円を見込む。

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