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2018年1月5日

[農業資材]
高齢化や人手不足を解消する
農業効率化のための提案型売場展開でアピール

Diamond Home Center

REPORT

Agriculture materials

農業資材


高齢化や人手不足を解消する
農業効率化のための提案型売場展開でアピール

高齢化や人手不足の問題を抱えている農業。そこに求められているのは、作業の簡便化と効率化である。ニーズに応える商品情報の提供と商品紹介を展開できる売場づくりが、ますます求められるだろう。地域の農家に寄り添った品揃えや情報提供が、集客につながる施策となるはずだ。(本誌:島野和久)

 

 

● 高齢化が進む日本の農業

 日本の農家は、少子高齢化や後継者不足などのさまざまな要因を受けて、人手不足と高齢化という問題を抱えている。農林水産省が発表した2017年の「農業構造動態調査」によると、農業従事者数は150万7100人で、前々年と比べ24万6700人(14.1%)減少し、前年からは7万9000人(5.0%)減少している。また、農業従事者の年齢構成割合を見ると、49歳以下はわずか10.5%であるのに対し、65歳以上が66.3%を占めている。

 

 この65歳以上の年齢構成割合をさらに細分化してみると、65~69歳が24.7%であり、70歳以上が41.6%。高齢化というよりも、老齢化という側面も浮き彫りになってくる。この原因のひとつは、後継者がいないということである。そして、農作業を手伝ってくれる人がいないということもあり、結果として、高齢者が行う農作業であり、負担が増大しているのが現状である。

 

 そのような現状から、最近では、ビッグデータやIoTなどの活用、AI(人工知能)によるシステム化への取り組みが始まっているが、現状求められているのは、農家に身近な存在として、支援できる効率化の提案。ホームセンターだからこそ、高齢者にもわかりやすく、すぐに実践できる提案が大きな強みとなる。

年齢別基幹的農業従事者数(全国)

出典:農林水産省 大臣官房統計部「平成29年農業構造動態調査」平成29年2月1日現在
単位:千人
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● 効率化と地域性をアピール

地域の農家の需要に合わせた売場づくりが重要だ(写真はイメージです)

 農業は大きく分類して、コメ、野菜、果樹、花きに分けられる。また、単品目・少品目の場合や多品目栽培の場合などがある。そこで、地域内の農家の商圏特性を把握することが重要となる。地域の特産や強みとしている農作物関連の資材を充実させ、地域の一番店をめざした売場づくりを行いたい。

 

 提案のある売場のほか、関連販売も重要だ。資材だけではなく、農業用の作業服など農作業全体にかかわる商品を提案する売場や、冬の暖房機能や夏の通気性などの快適機能を備えたウエアの関連販売を実施。専門性と利便性を打ち出し、「地域密着の農家応援」の店であることをアピールすることで、顧客化促進を行っていく。

 

 高齢化と人手不足対策がある店舗運営の実施によって、地域の農家にとって価値のある存在になることをめざしてみよう。

 

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